バーチャルオフィスを開設しました
- luce Ethos
- 2024年2月5日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年5月20日
昨年末に右足首を骨折し、1月中旬まで車椅子生活を送っていました。
ギプスで足を固定され、歩行禁止、車の運転禁止と言われてしまい、出勤できない状況になりましたが業務は止められません。
「困ったな・・なにか良い方法はないかな。」
と悩みながらネットサーフィンしていると、『メタバース×リモートワーク』という見出しを発見しました。
アバターを使って出社することができる「MetaLife」というバーチャルオフィスがあると知り、早速HPを確認してみると・・・
むむ!!これは使えるかも!!
ということで、昨年末に導入しました。

当センターでは開所時から身体に障害がある方をスタッフとして採用しています。
移動の関係で毎日の出勤が困難なため、いち部リモートワークで業務をお願いしており、連絡を取る時は電話かメール、LINE、またはZoomなどを使ってやり取りしていました。
バーチャルオフィスを開設したことでスタッフそれぞれが自分のアバター(作成したキャラクター)を持ち、事務所に出勤すると同時にアバターも画面上のバーチャルオフィスに出勤します。
オフィス内にはそれぞれの机だけでなく休憩室や会議室などもあり、室内(屋上もあります)を自由に行き来することができます。
自宅で業務を行う人も、オフィスに誰が出勤しているのかが一目で分かり、オフィス内にいるスタッフの近くに移動するだけで相手と会話や画面共有ができるので、スタッフ間での電話やメール、LINE等で連絡することが各段に減りました。
また、各自が設定したアバターの動きも可愛いく「気軽に声をかけ合うことができる」と評判で(他の用事をしている時や外出中はアバターが半透明になります)これからの新しい働き方として、多くの人に知ってもらうことで『できること=可能性』が広がるのではないかと感じています。
(例えば、直接会って話したり電話やメールが苦手な人がアバターの姿でバーチャルオフィスで相談する、仮想空間内での様々なイベントの開催など)
もちろん、福祉の仕事はバーチャルオフィスだけでは成立しない業務が多いため、必要ないと考える人の方が今は多いと思います。
しかし、近い将来福祉業界の働き方も少しずつ見直され、変化していくと予測すると多様な働き方を取り入れていくことで可能性の広がりだけでなく離職やバーンアウトの予防にもつながるのではないでしょうか?
これからも障害のある方々や福祉分野で働く方々に様々な情報を提供できるように、「知る」ことや「学ぶこと」を大切にし、ITを身近な生活に活用できるアイデアなどを発信していきたいと考えています。
最後に・・・
能登半島地震発生から一ヶ月が経過しましたが、現在もライフラインが復旧していない地域も多数あると報道されています。
一日も早い復旧と仮設住宅の建設が進むことを心より願っております。
障害福祉分野においては、厚生労働省より「被災された方々が障害福祉サービスを利用される際の留意事項」が通知されています。
東大阪市も同様に、被災された障害がある方々へのサービス提供について周知されています。
自分自身の移動もままならない状況であるため、できることは限られているかもしれませんが、常に心に留め、行動していきたいと思っています。